概要

 滋賀県言語聴覚士会は2002年6月に発足以来、小規模ながら言語聴覚障害を持つ方々への専門的な援助が普及・発展していくことを目的に活動を行ってきた職能組織です。滋賀県内の言語聴覚士の認知度も徐々に高まり、発足当初30名ほどであった会員数も2022年4月に105名までに成長してきました。活動の場も医療のみならず福祉・教育・行政へと広がり、地域社会に貢献できる機会が増えてきております。しかしながら、滋賀県の人口に対する言語聴覚士の普及率は47都道府県の中でもっとも低い状況です。
 当会は職能団体としての使命を達成すべく、専門的知識・技能の研鑽を怠らず、言語聴覚士相互の連携を図り、県内を中心とした地域リハビリテーション推進事業へ参加し、更なる充実を目指しております。ことばや聴こえなどのコミュニケーション、食べ物の飲み込みについて、病気や事故後の記憶力の低下・注意散漫・性格変化など、お悩みのことがあれば、お近くの言語聴覚士または当会事務局までご相談ください。

会長挨拶

 2020年から続いているコロナ禍で、なかなか対面で皆様にお会いする機会がなく、もどかしい思いを抱いております。一方で、学術行事はzoomを用いることで、自宅に居ながら研修に参加することができるようにもなり、利便性が向上しました。私の専門分野は、病気や事故により、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの高次脳機能障害を有する方の社会参加(就学・就労支援)です。県内では高次脳機能障害の方を長期に渡ってフォローすることができる病院・施設がまだまだ少ないため、今後、皆で切磋琢磨し、そのような施設が一か所でも増えることを期待しています。
 現在、士会員は105名ほどで、もともと県内に病院やSTが少ないこともあり、人口10万にあたりのST数は全国でも下位に位置しています。それでも、県内STの資質向上や、職域を守り職能を維持するためにも士会活動は必要です。加えて、失語症者向け意思疎通支援者養成事業などの委託事業も同時に行わなければなりません。
 これらを行うためには、会員の皆様のお力が必要です。
 皆様にご協力をお願いする機会があると思いますが、その際にはご協力のほどよろしくお願いいたします。
 一緒に滋賀県のSTを盛り上げていきましょう。

2022年 吉日
佐敷 俊成

会員資格

 下記1、2、3のいずれかひとつ以上に該当する方
 1)滋賀県所在施設に勤務の言語聴覚士
 2)滋賀県在住の言語聴覚士
 3)当会活動目的に賛同し、寄与する志をお持ちの言語聴覚士

年会費

 4000円/年

 *当年4月~翌年3月の1年間

組織体制

役員一覧

会則

 以下をご参照下さい

総会

・2023年度