県士会のご紹介「財務部って何してるの?」

広報部

「県士会って何してるの?」というご質問に対しての企画です。
広報部が当会の各理事にインタビューを行い、ご紹介します。
滋賀県言語聴覚士会ってこんなところ! こんな魅力がある!が少しでもお伝えできれば幸いです。

はじめに

 今回は「 阪下浩平 」さんにインタビューを行いました!
 

阪下 浩平 さん

さかした  こうへい

 財務部 部長

詳細

・圏域:東近江
・所属:近江温泉病院
・担当:財務全般

・経験:15年目
・領域:成人(高次脳機能障害、失語症、摂食嚥下障害、構音障害)

Profile Picture
広報部

まずは自己紹介をお願いします

阪下さん

出身は福井県で福井医療短期大学にて勉学に励み言語聴覚士になりました。縁があり地元を離れ近江温泉病院で働くことになりました。近江温泉病院では、回復期・維持期・訪問と経験させて頂き、今は介護医療院の部署で働いています。

県士会の方も縁があって務めることとなり現在は財務関係の業務を担っています。
よろしくお願いします。

広報部

ありがとうございます!
よろしくお願いします。

財務部って?

広報部

早速ですが、財務部のお仕事について教えて下さい。我々理事も大変お世話になってはいますが…
財務部ってどんなお仕事をして頂いてるんでしょう?

阪下さん

わかりました。スライドを使って説明しますね。

広報部

なるほど、ありがとうございます。
1円単位での都合を合わせて頂く等、大変な作業かと思います。いつも本当にありがとうございます!

そんな大変な中でも、阪下先生が感じられる「県士会活動の魅力」って何でしょう?

阪下さん

私の場合、県士会活動を通じてSTの先生方はもちろんのこと、PTやOT、そのほかの医療職の方々、行政の職員と関わることができました。
多職種の先生の方と様々な分野での話をすることで今まで知りえなかった知識や経験をすることができました。

全国規模の委員会にも参加する機会もあり、自分では勤まるか不安を抱えながら参加したことを覚えています。
国の政策の話などを聞くこともあり、県士会活動をしていなかったら絶対に聞くことはなかったことでとても貴重な経験でした。
責任感は伴いますが、県士会に関わっていなかったら経験することはなかったことを経験することができ関わってよかったと感じています。

今だから言える失敗談

広報部

ありがとうございます。
それでは、「今だから言える失敗談やエピソード」って何かありますか?
若手やこれから言語聴覚士を目指す方の参考になるかと思いますが…

阪下さん

目の前に置かれた、3枚のお好み焼きです。

訪問リハビリに従事していた時の話ですが、同僚のPTOTがかかわっている利用者さんの嚥下能力評価依頼を受けることがしばしばありました。
その時はパーキンソン病の方の嚥下評価に行きました。
初めましての挨拶と評価の説明をしている横目で焼かれているお好み焼き。しかも3枚!
想像通り私のために焼かれたお好み焼きでした…

時代もあり、初対面の家族とすでにおいしく焼かれたお好み焼きを前に断ることもできず嚥下評価をしながらお好み焼きを頂いてしまいました。
話していく中で、昼食時間を割いて来た私のためにと思いめったに作らないお好み焼きを準備したとのことでした。
普段は食べない食事での嚥下評価になってしまい、事前のコミュニケーションや打ち合わせの大切さを痛感しました。
病院に帰宅してから、上司にしっかり報告しました…

この日の反省とお好み焼きの味は今でも心と舌に刻まれています。
とっても美味しかったです。

広報部

複雑なお味がしそうですね…
私たち言語聴覚士は、「食」と「コミュニケーション」から生活を支援する職種です。
患者さんやご家族と阪下先生の「思い」が伝わり合う、まさしく生活の一場面に介入できる訪問ならではのエピソードをありがとうございます。

インタビュー

広報部

ここからは少しインタビュー形式にしたいと思います。
STとして、「ここに興味がある!これは放っておけない!」ということがあれば教えてください。

阪下さん

まずは、県士会活動についてです。

財務の業務特性上、会員の増減の情報をチェックしますが新規会員加入の情報があると仲間が増えた感覚になり、やはりうれしいですね。
私自身は皆様のご協力に支えられている部署で活動しお返しできることがほとんどありませんが、県士会会員が増えてほしいと願っています。

広報部

そうですね。
言語聴覚士の養成校が募集停止や閉鎖に至った、などの話題を耳にします。
私たち言語聴覚士は全国で4万人程度いますが、まだまだ患者さんに必要な人数とは言えません。
特に滋賀県は言語聴覚士の数が少なく、新規会員や養成校の生徒さんは非常に重要だと思います。
若手の言語聴覚士の教育支援や養成校との連携など、県士会に求められる役割ですね。

阪下さん

次に、ターミナルケアです。

介護医療院で働く中で入所者の最期に関わることもあります。入所者の方々に最期までその人らしく過ごしてもらえるようSTとしてどのようにかかわることができるか日々考えています。

広報部

病気や老衰などで回復が難しいと見込まれる患者さんに対して行われる医療・看護・介護ケアを「ターミナルケア」と呼びます。残りの人生を少しでも心穏やかに過ごして頂けるよう、痛みや不安、ストレスを緩和し、患者さんのQOL(自分らしい生活の質)を維持・向上する事が私たちの目的となります。
最近では「お食い締め」という言葉もメディアで紹介されていますが、最後に、誰と・何を・どうやって食べるか。
医療倫理も大きく関わりますが、とても重要な役割の1つだと思います。

阪下さん

最後に、少子高齢化です。

以前からも言われていましたが、実生活の中でも少子高齢化を感じています。入所してくる方々の年齢や、新入職スタッフが以前と比べ少なくなっている事などなどから日本は今後どうなっていくのだろうかと思っています。

広報部

そうですね。100歳以上の方へのリハビリ処方なども、最近では驚かなくなってきました。
また、病院の統廃合や赤字運営、マンパワー不足などはどの施設でも大きな課題となっています。
私たち医療職の報酬を決定するのは法律です。職能・職域を維持する為に県士会は存在します。私たち一人ひとりができることは少ないですが、組織の意見として国に意見を届けることが、重要かと思います。
県士会、ひいては日本言語聴覚士協会と、言語聴覚士同士が連携して課題に向き合っていくことが必須となるのではないでしょうか。

どんな人?

広報部

最後に、阪下先生について教えて下さい。
人生の3大出来事ってありますか?

阪下さん

1つ目は、STになれたことです。
学生時代はSTとして働く自分をイメージしきれないまま過ごしていたかなと振り返ります。実際に働きだしてからSTの魅力ややりがいを感じる日々を過ごすことができ、STになれてよかったと思っています。良いことや辛いことひっくるめてSTの魅力を教えてくれた職場や出会った人々には感謝の気持ちでいっぱいです。漠然とした気持ちで過ごした日々の中でもSTになるために実習や国家試験に立ち向かった21歳の自分にも感謝です。国家試験合格に向け勉強した辛い日々を10年以上たっても思い出すことがあり、今では良い思い出となっています。

阪下さん

2つ目は、家族が増えたことです。
家族が増え生活にとても充実感があります。コロナ禍の時期に結婚や出産などのエピソードがあったためいろいろな制限があったことを思い出します。コロナが落ち着いた時小さな子供と一緒に行った1週間の家族旅行は人生のハイライトです。

阪下さん

3つ目は、20年以上続く推し活です。
個人の趣味の話になり恐縮ですが、出会いは高校時代に深夜にぼんやりとテレビを見ていた時だったと記憶しています。なぜかわかりませんが魅入られてしまい、今ではDVDをコレクトするまでになっています。DVDの副音声をカーステレオに通勤するほど生活に根付き、自身の精神安定剤になっています。

メッセージ

広報部

堅実と実直さ。安心して会計を任せる事ができるお人柄が阪下先生かと感じました。
最後に、会員・県民の方々へメッセージをお願いしました。
「今回の企画が、少しでも滋賀県で働く言語聴覚士の理解や魅力発信に繋がれば嬉しく思います。